自覚して体調をよくするために知っておくとよいこと

体調はある程度コントロールできる

今回は、「自覚して体調をよくするために知っておくとよいこと」についてのお話です。
自分で自分の体調を自覚してコントロールできると、何かと便利です。
ちょっと具合が悪くなった時には、自分の感覚を頼りに原因を探究したり、微調整をしながら整えていくことができると理想的です。
白金台「ピタゴラスの手」では、日ごろから正しい姿勢を作る習慣づくりや、感覚を整えておくことをおすすめしていますが、それは、自分の体調を自覚して整えることになるからなのです。
よく動ける身体づくりにもなりますし、病気や体調不良などで大ごとになる前に、手を打ちやすくなります。
無関心でいると通り過ぎてしまう感覚も、日常生活の中で意識する機会を増やすことで、キャッチしやすくなり、体調なども、ある程度コントロールすることができるようになるのです。

さて、正しい姿勢を意識して習慣化したり、感覚を整えるときに、知っておくとよいことがあります。
それが、身体の構造や形などの基本的な知識を身に付けておくことです。
学生時代に理科の授業で、内臓の名前や位置、筋肉や骨の名前を覚えたことならあるかもしれません。
今更、学生のように勉強しましょうというつもりはないのですが、内臓や骨、筋肉などの位置関係や大きさをなんとなくでもわかっていると、身体の動かし方、使い方への応用がきき、正しい姿勢をつくりやすくなります。

肺の大きさ、横隔膜の位置の知識が変わると、呼吸も変わる

例えば、肺は自分の身体のなかでどの部分にあり、どのくらいの大きさなのか、また、横隔膜がどの位置にあるのか、ご存知でしょうか。

施術を受けに来られる方のなかには、肺が実際の大きさよりも小さいものだと思っている人が多くいらっしゃいます。
肺の大きさが、本来の大きさよりも小さいと感じていれば、自然に呼吸で使う部分も小さく限定されます。
小さく限定されるということは、使える部分が少ないわけです。
その結果、浅い呼吸になりがちです。
呼吸が浅いと、身体のなかに取り込める酸素量が変わってきます。
疲れやすい身体になったり、場合によっては病気などの原因も作っているかもしれません。
また、精神面でも、浅い呼吸はリラックスとは遠いところにあるため、ストレスが溜まりやすい体質の原因になることもあります。
肺の大きさや位置を知らないだけなのですが、知らないがゆえに、肺の能力を十分に活用できないわけです。
横隔膜も、小さな肺をイメージしていると、それに伴って、動きの小さな横隔膜をイメージしがちです。
これも、浅い呼吸の原因になります。
専門家から見れば、一目瞭然のことであっても、特に問題に思わなければ、このまま一生過ごされることもあるでしょう。
案外、体調不良の原因も呼吸が浅いだけの場合もあって、呼吸の方法を改善するだけで、体調がよくなられることもあります。
こうしたケースは、肺や横隔膜の形、位置、大きさを施術の中でレクチャーするだけで深い呼吸ができる身体に変わって帰って行かれます。
もちろん、知ったことをその後の生活で継続して生かしていかれるかどうかは、その人の判断や行動によります。
しかし、いつもの浅い呼吸に戻ったとしても、「そういえば、肺の大きさってこのくらいだと教わったので、もっと大きくイメージして動かしてみよう」と思い出してみるだけで、身体の使い方は変化します。
これだけ、身体の形や位置、大きさなど、基本的なことを知っておくことは、身体を使う上で効果的なのです。
知っているだけで、自覚的に体調を良いほうに切り替えていくことができるようになっていきます。

感覚や知識として知るだけでも、身体に変化を起こすことはできる

白金台「ピタゴラスの手」には、骨格見本を置いており、来られた方の症状によっては、実際にさわっていただくことがあります。
視覚的に、そして、さわった感覚として、関節などの位置関係を知ると、知識としてだけではなく、実際に身体の動かし方や位置関係に反映されていくのです。
先ほどの、肺の大きさを理解するときにも、肋骨の内部のカーブや奥行きの深さを手でさわっていただくと、よりご自身の身体の内部への感覚や理解が深まります。
足の場合には、立ち方、体重のかけ方などに変化が起こります。
本来の位置関係や大きさなど、理科の授業でしか習ってこなかったかもしれませんが、改めて知るだけであなたの身体の能力向上につながるのです。
そうはいっても、今更、勉強なんてできないという人もいらっしゃるでしょうが、そんなに構えて考える必要はありません。
今は、インターネットや本などで、簡単に知識が手に入ります。
図鑑のようなものや、身体の構造がわかるような図解や動画などを、ながめているだけでもいいのです。

そして、「実際に身体がどの程度使えているのか」「よりよく使うにはどうしたらよいのか」とさらに興味が湧いた場合には、ぜひ、白金台「ピタゴラスの手」の施術を体験してください。
ご自身の現在の身体の使い方をより深めていくきっかけにしていただければと考えています。
お問い合わせ、ご連絡お待ちしております。

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