ピタゴラスの手の基本理念は「からだ本来の秩序を取り戻す」ということです。ここで言う「秩序」とは、からだ全体が正しい状態を保つための順序や決まりのことです。Wornitz(ワーニッツ)はこの基本理念を具現化するために開発されたメソッドです。
潜在意識の中に刷り込まれた「習慣」や「癖」は私達の判断や反応に大きく影響を与え、日々の生活の中で思考や行動として表面化してきます。これは画一化したルーチンな生活においては思考の安定や行動の簡略と言ったささやかな利点もありますが、その反面、繰り返しの回路から抜け出せず、ジレンマを感じているといったケースも数多く見られます。この「習慣」や「癖」もその人の「個性」としてのレベルで定着しているものであればよいのですが、思考、行動に制限、縛りを感じるようなレベルであればやはりその習慣や癖は改善していく必要があると言えます。
Wornitz(ワーニッツ)は例えて言えば、泥水の入った容器をシェイクするようなものです。しばらくするとあたかもシェイクされる前と同じようにその中身の比重に合わせて沈殿していきますが、しかし,どこをとっても以前と同じではないという状態、すなわち「秩序」が変えられた状態になっています。泥水と違って私達の身体はもともと「より良くなろう」という性質が備わっており、ワーニッツによりシェイクされた後も無秩序に再構成されることはありません。常にベストな状態(秩序)を探りながら構成されていきます。そこに私達人間の素晴らしさを見ることができます。その性質を最大限に活用させていただくことが、その時々の「最適な秩序」を構成する上でとても大切なことだと言えます。
ただこの潜在意識下にある「秩序」を変えていくのはとても難しいことです。時々自分の行動,思考の中にその傾向を垣間みることもありますが、殆どは条件反射あるいは無意識に近い反応が多いです。ここはやはり的確な第三者の目を通して「習慣の変えるべきものは変え、個性といて残すべきものは残す」という客観的判断が必要かと思います。
Wornitz (ワーニッツ)はワークメソッドとエデュケーションメソッドという2つのメソッドを持ち、手技によるからだへのアプローチだけではなかなか定着しなかった習慣への介入を、エデュケーションという言語を合わせる事により、より効果的にその成果を上げる事が出来るようになりました。
ワークメソッドとしては からだの結合柔組織に「必要圧」というワーニッツ独自のプレッシャーを加え、組織内の「負の静的均衡」を崩すことで、からだ本来の動きを取り戻すということを目的としています。ただこの「必要圧」は感じ方、受け取り方に多少の個人差があります。分類的には「痛い」「明らかに痛い」の分類に入るかと思います。しかしこの「痛み」の必要性、重要性を理解し受け入れる事によりシェイクされた感覚が新たな感覚を生み、「自分の秩序」を再構成するのに大きな手助けとなるでしょう。
そしてその「自分の秩序の再構成」を定着させるのがエデュケーションメソッドです。クライアントの方々のタイプが異なるようにこの言語によるエデュケーションもそれに合わせた独自のものです。
◎ 必要圧により動き出した身体は、内的に活性化されるだけでなく、外的にもメリハリの利いたスリムなシルエットに変わります。
私達は皆様に「より快適で可能性に満ちた人生(生活)」をご提案いたします。ただ「痛い」だけではなくその理由を知り、その先にある可能性を導きだすきっかけとなっていただければ幸いです。
是非一度私達が提案するWornitzをお試しください。