ワークショップの効用
ワークショップに参加する醍醐味とは
今回は、ワークショップを上手に使うと身体についての理解が深まる、というお話しです。
白金台「ピタゴラスの手」では、1対1の施術を行っていますが、時々、身体の動かし方などのワークショップも開催しております。
1対1の施術では、クライアントの方とじっくりと向き合うことができますから、その方に合った施術を行い、身体に対しての理解や感覚を深めたり、育てることができます。
一方、ワークショップにも1対1の施術とは違った魅力があります。
それは、参加している人が複数いるため、得られるものが多いこと。
いろいろな人が参加していると、同じことを聞き、同じように身体を動かしていても、同じように感じる人、感じ方が全く違う人など、共通点や違いを感じながら学ぶことができます。
積極的に自分の意見や感じた事を話す機会も多く、自分と異なるとらえ方、考え方に触れる機会にもなり、その分、印象に残ることもより多いと言えます。
学びながら身体を動かして、実際に感じた事を口に出すことは、身体にとっても動きを変えるきっかけになります。
それは、発言をした人だけのものではなく、同じ場を共有しながら、その発言を聞いた人の身体の変化につながることもあります。
この、変化を共有したり、喜んだりすることができることもワークショップならではのことです。
このように、参加している人がお互いに影響を与え合い、身体の変化や使い方の変化に至るというのは、1対1の施術にはない、ワークショップの醍醐味だと言えるでしょう。
ワークショップは参加後にも効果あり
なかには、周りの人から学ぶのが苦手だったり、意見を求められて発言するのが苦手な人もいらっしゃいます。
確かに、積極的に学んだほうが身に付きます。
ワークショップも無料ではないですから、費用対効果を考えると積極的に参加をして、多くのことを学べた方がよいのですが、ワークショップのなかで学びきれなかったとしても大丈夫です。
講師や一緒に参加をしていた人の意見や考え方が、その時はピンと来なくても、後からじわじわと効いてくることがあります。
一緒に参加した人は案外、人の言葉を覚えているものです。
他の人の言葉で印象に残っていたことが、一人になって身体を動かしてみることで腑に落ちたり、なにかに気が付くきっかけをつくってくれることもあります。
また、ワークショップ後に参加メンバーに会ったときに、「こんなことを言っていたよね」ということを互いに覚えていて、そんなことを言ったり言われたりすることで、ワークショップの時に感じたことや学んだことをふっと思い出したり、感覚がよみがえるなど身体への進化につながることもあります。
ワークショップは、不思議とその場にいるだけで、身体も変化へのきっかけをつかむことも多いのです。
こうしたことができるのは、ワークショップの醍醐味と言えるかもしれません。
これは同じようなスポーツや競技をしている人が集まっていても、違う分野の人達の集まりでも、味わえることです。
1対1の施術もよいですし、ワークショップにもよいところがあります。
この両方のよいところを上手に利用することで、より、あなたの身体の感覚や動かし方の幅を広げることができるのではないでしょか。
もしあなたが、自分の身体をよりよく使う、感覚を深めるということに貪欲に取り組みたいと考えているならば、両方を上手に活用していくのがおすすめです。
ときどき、白金台「ピタゴラスの手」でも、ワークショップを開催しております。
ご案内を希望される方には、お問い合わせいただければご連絡を差し上げております。
もう一段の身体の感覚の進化を望まれる方は、ぜひご参加ください。
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