【他の人と比べるな。そして、過去の自分とも比べるな】

 

「他人と比較するな」と言われる人がいます。
他の人と比較をすると、ないところにばかり目がいくから、というのが理由です。
自分にないところばかりが目につくと、自信を失ったり、気持ちが落ち込んだりすることが多いのはその通りです。

「他人と比較するな」と同時によく言われるのが「比較するならば、過去の自分と比べなさい」ということ。

過去の自分と比べた時にできていることがあれば、それは努力の結果であり、成長であるという考え方です。
まったくその通りだと思います。
ところが・・・
身体に関しては「過去の自分と比較してもいけません」というのが、白金台「ピタゴラスの手」で考えていることです。
施術をしていて感じることは「昔は身体がもっと動いたのにな。」と思っていらっしゃる方が多くいらっしゃるということです。

そして「あの頃のように動いたらいいのにな〜」「あの頃はあんなにできたのに・・・」とも思っていらっしゃるのです。

ここでひとつ問題があります。
それはその思っていらっしゃる「あの頃」が「いつごろ」か、ということです。

もしあなたが「過去のご自身」と身体のことで比較されているとしたならば、「いつの自分」と比較をされているのか考えてほしいのです。
多いのは、50代や60代の方が、20代頃のご自身と比較をして嘆いていらっしゃる、というパターン。
あまりにも過去のご自身と比較されると、できなくなったことに目がいきすぎてしまいます。

「20代や30代の前半の頃にはできていた無理が、もうきかない」
「20代の時にやっていた激しいスポーツが同じようにはもうできない」

要するに、10代や20代、30代の前半ごろのようにはもう、身体は動かないということを嘆かれているわけです。
心当たりのある方もいらっしゃるかもしれません。

ですが普通に考えてみれば、10代、20代のころと、50代60代の人の身体が同じということはあり得ません。

身体に関してもし、比べるのであれば、「少し前のご自身」と比べることをおすすめします。

身体の不調を訴えて、当サロンにお越しいただいた方にも、少し前の「不調の状態の時」と「いま」を比べてみることをおすすめしております。

「腰痛が楽になっている」「肩こりが消えた」
そんな変化ももちろんですが、

お孫さんとスポーツを楽しめたり
身体が軽くなったり
ゴルフで飛距離が伸びたり

そんな「できること」が増えた体験が目の前に転がっていたりもするのです。
でも、気が付いていないだけ。

どうもできるようになったことに目がいかず、できなくなったところは何倍にも拡大されて印象に残るのが人間の性質のようでもあります。

人の身体はある一定の年齢を越えると、成長ではなく、維持や老化の方向へと進んでいくのですが、悪い方向へいくわけではないのです。

あなたが身体のどの部分に目を向けるかによって、身体とのお付き合いも変わります。
「あのときはできたのに、いまはもうできない」という「できない部分」ばかりに目を向けていると、「できなくなった自分」にばかり気持ちが行ってしまうことでしょう。

ですが、「できること」に気が付くと、身体はそれに応えてくれます。
身体はそんなに簡単にダメになってしまいません。

身体を作っているのはあなたご自身の意識でもあるのです。
白金台ワーニッツでは、そんな意識づくりと、年齢+αの「できること」をつくるお手伝いを致しております。

ぜひ、一度当サロンにて施術を体験してください。