【手術後だからこそ、正しい姿勢を大切に】
<h3>手術後の身体に残るものとは何か</h3>
前回、【腰痛、股関節、膝の痛みが出た時は、姿勢をチェックするタイミング】ということで、人工関節などを考えておられる方へのヒントについて書いてみました。
痛いのは本当につらいです。
さらに歩けない、自分の好きなところに好きなときに行けない、他の人の手を借りないと移動ができないというのも、つらいものです。
そういう状況を脱出するために、すでに人工関節等の手術をされたという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そういう人に向けて、身体とつきあうコツをお伝えします。
【腰痛、股関節、膝の痛みが出た時は、姿勢をチェックするタイミング】にも書いたのですが、痛みや身体の不具合が起こるときには、身体の習慣の積み重ねが原因になっていることが多くあります。
身近にある機械や道具でも、クセのある使い方をしていると、壊れたり、不具合を起こしたりすることがありますが、身体にも似たような要素があるのです。
ただ、身体と機械が違うのは、身体の場合には、「こうしよう」と願えば、時間がかかってもそちらの方へと方向転換ができることにあります。
人の身体にはクセや習慣があります。
これは、手術をしても、残るものです。
身体の習慣そのものを変えないと、身体はそのクセや習慣を再現し続けます。
つまり、手術をしたことで、不具合のあった部分については取り除かれ、人工関節等を入れることで代用されているのですが、痛みの原因になっている身体の使い方はそのまま継続されている可能性が高いということなのです。
<h3>身体と長く付き合うコツ</h3>
もし人工関節まわりにも神経等があったとしたならば、また痛みが出るような使い方が繰り返されてしまう。
これでは、せっかく対策をしたのに、根本的な部分が変わっていないと考えられます。
身体は全身でバランスをとっています。
一部分のアンバランスを補うかのように、他の部分の姿勢も変わってき、さらに、それらを補うために、また違う部分も不具合が起こるということがあります。
一つのアンバランスは全体でバランスをとるために、他の部分のアンバランスを引き起こすのです。
それが必ずしも痛みにつながるわけではないのですが、身体の使い方を考えると、一度どこかでリセットしていった方がよい、そういうことを白金台「ピタゴラスの手」では考えています。
身体と長く付き合うコツは、思い立った時からでもよいので、身体の習慣、クセを見直して正しい姿勢をつくる努力を続けることにあります。
面白いことに、一度、見直す機会を持つと、今度は、自分の姿勢を気にせずにはいられなくなります。
一人できちんと正しい姿勢を再現できなかったとしても、身体はつねに身体が動けるポジションを再現しようと動いてくれます。
それによって、より動ける身体をつくっていくことができます。
手術をしたからこそ、身体のケアの一環として、正しい姿勢を大切にしてほしいと考えています。
ぜひ一度、白金台「ピタゴラスの手」で正しい姿勢チェックを受けてみてください。
ご連絡お待ちしております。
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