ダイエットは「人生を共にしてくれる身体を大切にする」という視点から考える

生涯現役を考えるならば、体重管理も大切です

前回、「美しいライン×身体の動き 綺麗に痩せるならワーニッツ」という記事をお届けしました。
白金台「ピタゴラスの手」では、世間の基準に左右されずに、自分の身体と向き合って情報の取捨選択をしてみてはいかがでしょうか、というご提案をさせていただいております。
それは、体重についても言えることです。
標準体重という数字や情報に振り回されず「あなた自身が動きやすいかどうか」を基準に考えた方が身体にとってはよい場合もあります。
とはいえ、「あなた自身が動きやすい」というところで、勘違いをしてほしくないことがあります。
それは、そうは言っても「体重の増えすぎは身体によくない」ということ。
例えば相撲の力士を見ていると、現役中はよいのですが、引退してから膝・腰の痛みや病気に悩まされている方も多いようです。

白金台「ピタゴラスの手」では、膝痛や腰痛などの原因に「正しい姿勢を身に付けていないから」とお伝えしています。
実際に身体の使い方を変えるだけで、ラクになったということをおっしゃる方も多いのです。
ところが、正しい姿勢だけで対処しきれないのが「体重」の問題です。
やはり、過度な負担を膝や腰にかけているので、痛みの原因になったり、正しい姿勢をつくる邪魔をしていることがあります。
こういうお話は、やせている人や、現在悩んでいない人にとっては、他人事に感じるかもしれません。
しかしながら、生涯現役で現在の身体と付き合っていく場合には外せない視点でもあります。
40歳を超えると、身体の代謝も落ち、体重が増加する人が増えていきます。
少々増加しても、適切な体重を保つこと、増やしすぎないことが、生涯動ける身体を手に入れることにつながっています。
成人病や内臓の疾患にかかりにくくなるだけではありません。
膝の痛み、腰痛などのリスクを避けることにもつながります。
痛くなってからグルコサミンなどを摂取するのもよいのですが、あらかじめ避けるために備えることもできるでしょう。
痛みが出てからだと遅いのです。
体重が増えてしまって痛みが出ている場合、悪循環からなかなか抜け出すことができません。
痛みがあるので動けない、動けないから体重は減らない、減らないから痛みが続くという悪循環です。
体重が増えすぎて起こることがわかっていることで、あらかじめ対策をすることができます。
正しい姿勢の習慣作りと、適正な体重を保つことを並行して考えておくとよいのです。

身体のリスク管理は、気づいた時から始めるのが理想的

正しい姿勢を保つ効用として「余分なところに贅肉が付きにくい」ということがあります。
猫背の人は背中に贅肉が付きやすいだけではなく、おなかにも付きやすくなるというのがよい例です。
身体は自然にバランスを取ろうとするので、姿勢にゆがみがあると、それを補うように自然と動き始めます。
正しい姿勢を習慣化すれば、それだけで整った身体のラインを維持することができるのです。

また、正しい姿勢は身体にとってよい呼吸の源泉にもなります。
呼吸が深くなること、身体の循環をよくすることにもつながるのです。
それは疲れにくい体づくりや、冷え性の改善など、あなたの抱えている身体の悩み解決にもつながることでしょう。
「1か月で5キロ落とします」というような即効性のあるダイエットとは違いますが、長い目で見てその人の身体にとって適切な状態を維持する役割を果たしてくれるのです。
ダイエットの観点から体重を見るのではなく、「人生を共にしてくれる身体を大切にする」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。

ロルフィングやワーニッツの施術では、身体の構造を整えることで正しい姿勢をつくり、呼吸を整えることをしています。
「すぐにやせる」という視点ではなく、「長い目で見て体重を適正に保ち、生涯現役の身体を手に入れる」という考え方に基づいて施術を行っております。
こちらの方が、身体にとってもお客様の人生にとってもよいと考えているからです。
今回は、綺麗に痩せることと健康を両立させるということを体重の視点で考えてみました。
基本にあるのは「正しい姿勢づくり」そして、身体の習慣の改善です。
とても地味なことに感じますが、この小さな積み重ねがあなたの将来の身体を大きく変えてくれます。
白金台「ピタゴラスの手」では、今現在、健康だからこそできる、将来の身体づくりのご提案をさせていただいております。
施術の体験は、下記電話番号にお問い合わせください。

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