【健康を数字で考える】

 

夏が近づくと、体重や体型が気になる人が増えるのか、ダイエットや痩身に関する広告をよく見かけるようになります。

あなたも体重や体脂肪率の数字を見て、一喜一憂していませんか?

 

体重や体脂肪率は数字で表されますので、太っている、標準、痩せているなど、わかりやすく判断することができます。

ところで、この数字とあなたの体調や身体の感覚は合っているでしょうか?

「一般的な適正範囲」が「あなたにとっての適正範囲」と必ずしも一致するとは限りません。

生活スタイルなどによって、変わってくることも考えられます。

例えばスポーツをしていたならば、競技によって体重の意味も変わってくることがあります。

普通の生活をしていたならば適正範囲の数字でも、ボクサーの場合には「太りすぎだ。あと、○㎏落とさないと」となり、相撲の力士の場合には「まだまだ体重を増やす必要がある」と、まったく違う結論が考えられるのです。

スポーツをしているので特別ということではありません。

なぜならば、数字は客観的なものですが、あなたの状況を考慮して適正範囲が決まっているわけではないからです。

白金台「ピタゴラスの手」では、数字からスタートするのではなく、あなた自身の身体からスタートすることをおすすめしています。

体重や体脂肪率あるいは血圧などを計り続けながら、ご自身の体調や感覚とどういう関係にあるのかを探ってみるというように、数字はあくまでも「あなたの体調や身体の感覚をわかりやすくするための指標」と考えるのです。

「なんだか調子がいい」というときの感覚と数字の関係をみていくことで、「あなたにとっての適正範囲」が少しずつわかってきます。

それはぴったり「一般的な適正範囲」におさまっていることもあるでしょうし、ずれていることもあるでしょう。

「一般的な適正範囲」に入っていても、「この数字よりも上になっていると、疲れやすい」「下になっているとスタミナが持たない」、「一般的な適正範囲」外でも、「このくらいだと、身軽に動ける感覚がする」ということもあり得ます。

健康に関する数値は、あるとわかりやすいので頼りにしがちですが、あなたの身体のことを一番わかっているのはあなた自身。

数字や数値をあなたの身体の調子や感覚をより明確にするための道具として扱っていく方が、あなたに合った健康を手に入れることができるのです。

だからといって、医学的な検査を否定しているわけでありません。

身体の状態を知るうえで、検査の数値が重要になる局面は多々あります。

そうした検査や数値を否定しているわけではなく、ご自身の身体のことを数字やまわりからの情報だけで判断して、ご自身の感覚をないがしろにすることを残念だと考えているのです。

身体はものを言いませんが、感覚や体調といったことであなたに訴えかけてくることもあります。

あまりに数値にとらわれている場合には、そうした身体の声を聴きのがしてしまうこともあるでしょう。

白金台「ピタゴラスの手」では施術のなかで、こうした感覚についてのお話をさせていただくこともあります。

健康は、常にご自身の身体からスタートするもので、周りの情報や、数字に振り回されるものではないと考えているからです。

白金台「ピタゴラスの手」を「あなたの健康」を考える場所としてご利用いただけると嬉しいです。

お問い合わせお待ちしております。

 

 

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