便秘の原因はトイレのせい?

 

   体調の変化は身体の使い方が原因?

なかなかすっきりとしなくて悩む、便秘。

もしかしたら、食べ物や運動不足の問題だけではないかもしれません。

白金台「ピタゴラスの手」では、習慣性の見直しということをお伝えしています。

便秘の原因として、食べ物や運動不足などの習慣の問題も考えられますが、もうひとつ考えられるのが、トイレの問題です。

 

日本では長らく和式トイレを使用してきましたが、最近では見かけることが少なくなりました。

あなたの身の回りではいかがでしょうか。

この洋式トイレが、もしかしたら原因のひとつになっているかもしれません。

便器の変化は、排便する姿勢の変化でもあります。

和式便器をまたぐよりも、洋式便器に腰掛けた場合のほうが、腹圧がかかりにくく、スムーズに便が出にくいということが考えられるのです。

特に、小さいお子様の場合は、足を踏ん張る場所がありませんので、力を入れにくいことが考えられます。

また、洋式と和式では使われる筋肉も変わってきます。

洋式トイレではロダンの彫刻「考える人」のような前傾姿勢をとると排便しやすくなる、という論文を発表された先生がいらっしゃるということもニュースになっていました。

 

トイレに行くのは毎日のことですから、便器の差が身体の使い方の差になり、それが、身体のクセや習慣の差に、そして、身体のトラブルや痛みなどの原因の違いにつながっているとも考えられるのです。

 

だからといって、家のトイレを簡単に洋式便器から和式便器に替えることもできませんし、和式便器に戻すことがよいわけでもありません。

ここで気付いていただきたいのは、それだけ身体の使い方の変化が、体調などに影響を与えているということなのです。

 

   小用でも起こりうる、身体のトラブル

洋式トイレが普及したことで、男性でも、座って小用をたす人が増えているそうです。

これがまた、男性にとってはトラブルの原因になっているとか。

男性が座って小用をたす場合、尿道を下に向けることになります。

最近の研究では、この姿勢での排尿が、尿道での炎症などにつながることが明らかにされているそうです。

長い尿道を本来の向きとは違う方向に向けて排尿することが、身体の構造と合っていないというのが理由として考えられるとか。

洋式トイレで立ったまま用をたして、奥様に「床が汚れる!そうじが大変!」と怒られている男性も多いゆえに起こることかもしれません。

座って用をたすことで、炎症が起こるということなども、身体の姿勢や使い方が原因になっているトラブルと言えるのではないでしょうか。

進化論によれば、偶然の重なりによって人の身体が今現在の姿になっているように言われています。

しかし、実際に施術を通してお客様の身体に向き合っていると、身体のひとつひとつの形や機能に明確な役割があり、とても偶然の重なりでできたとは思えない部分がたくさんあります。

身体が今の形、機能になっているのには、理由があると感じます。

その形や機能を生かす形で身体を使うことで、より身体の可能性を開いていくことができるのではないでしょうか。

 

洋式便器が国産化されたのは100年くらい前、出荷台数が和式と洋式で逆転したのは1997年と言われており、日本で普及したのも、この20年くらいのこと。ほんとうに最近のことだと言えます。

 

こうした道具の変化によって、身体の使い方は変わってきています。

 

もし、便秘や肩こり、その他の不調があったときには、本来の身体の使い方をしているか、無理をした使い方をしていないか、振り返ってみるよい機会になることでしょう。

 

トイレだけではなく、道具によってできている習慣はたくさんあります。

・靴をはく

・歩く

・料理をする

・そうじをする

など、自然な身体の動きをしているかどうか、ひとつひとつ確認をしてみることで、体の習慣の見直しにつながります。

そのことがあなたらしい、よりよい身体づくりにもつながることでしょう。

 

身体の動かし方・使い方の確認は、白金台「ピタゴラスの手」の得意分野です。

一度、施術もお試しください。

 

 

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