美しく歩くならば、小尻より桃尻

 

小尻、桃尻、ピーマン尻・・・お尻の呼び名も、さまざま

小尻、ピーマン尻、たれ尻、ブルドック尻、ベタ尻など、お尻の形にもいろいろ名前があるようです。

女性にとって、お尻は気になる部分。

後姿は見えにくい部分ですが、気を抜くと着こなしを台なしにしてしまうこともあります。

そのせいか、美尻、小尻になるためのストレッチや体操など、次々と出てきています。

小尻と美尻がイコールだと思われている人も多いのですが、白金台「ピタゴラスの手」では、小尻と美尻は違うものとして考えています。

 

小さくてキュッとしまった小尻は、実は、身体にとってはよくないと考えているのです。

特に、このキュッと締めることで、骨盤底筋や骨盤廻りに力が入り、このあたりにある子宮やそれに関わる器官、腸、膀胱なども一緒に緊張状態にしてしまいます。

ほどよくゆるんでいることが、骨盤廻りにある器官、臓器の働きを高めてくれることにつながるので、緊張状態にしてしまうのは身体にとっては逆効果。

このことについては、以前、『男性が女性のお尻を見る理由とは?』でも書いたことがあります。

 

キュッとしめて小尻を目指すことで、身体の内部を圧迫するだけではなく、外部、つまりお尻そのものの形にも悪影響を与えます。

ピーマン尻というのでしょうか。実物のピーマンは、ちょっとへこみ気味のいびつな形をしています。

それと同じように、小尻は、しわっとして、へしゃげたような形になりやすいのです。

しめることで、身体の内部を圧迫しますが、お尻の形も崩してしまいます。

 

理想のお尻は桃尻

「では、理想のお尻とはどんな形?」と気になるところです。

これが「桃尻」と言われているお尻です。

 

ふっくらと丸みをおびていても、決して垂れているわけではありません。

しっかりと形はキープしたまま、桃のような形を保っているのです。

 

桃尻がよいのは、形が美しいだけではなく、お尻や骨盤・お腹まわりの中にある子宮やそれにまつわる器官を包む内部の空間をほどよく保つことができるところにあります。

内部の空間をほどよく保つことで、骨盤廻りをゆるめることにもなります。そのことが、子宮にまつわるトラブルなどを、起こしにくくすることにつながるのです。

 

白金台「ピタゴラスの手」では「正しい姿勢」や身体の習慣、よくないクセについて施術を通してお伝えしていますが、桃尻は骨盤、お腹まわりのよくないクセを取り除き、内臓にとってもよい位置、よい状態をつくるもとになっているとも言えます。

身体の内部を切り開いてみることはできませんが、身体の外部の状態、姿勢を整えることで、内側にもよい影響を与えることができるのです。

 

大きいお尻は気になったり、垂れるのではないかと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、お尻だけを見るのではなく、「身体全体のなかのお尻」として考えていてはいかがでしょうか。

また、外側の形だけで見るのではなく、体の内側のことも考えるのがおすすめです。

全身のバランスを整える、その一部として考えてみるのです。

 

全身のなかの「お尻」としての役割を考えて姿勢をつくってあげると、身体の使い方、正しい姿勢という視点にもつながっていきます。

お尻は脚の一部でもあり、桃尻はよく歩ける脚にも通じているのです。

小尻を目指していますと、歩くことにも制限を掛けていくことになります。

体を固めながら、伸びやかに歩くことは難しいからです。

桃尻を意識して歩くことで、美しく歩くことができますし、正しい歩き方を意識することで桃尻に近づくこともできます。

「桃尻が先か、正しい歩き方が先か」ということは、「鶏と卵はどっちが先か?」のようでもあります。

相互に関係していますので、できる方からトライしてみてはいかがでしょうか。

 

全身の姿勢を整えるというところでは、白金台「ピタゴラスの手」の施術は、ロルフィングもワーニッツも得意分野ですので、ぜひ、ご利用ください。

 

 

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