【ストレッチ、その前に。】

前回、ストレッチについて書きました。
お風呂にゆっくりとつかって温まりましょう。
そして、十分に温まったならば、足首や上体をゆっくりと動かして負荷をかけてみましょう。
それで十分ですよ、ということです。

「それだけでいいの?」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

ストレッチで伸ばしているのは筋繊維なのですが、その筋繊維1本1本が、筋膜に覆われています。
さらにはその筋繊維の束も筋膜に覆われています。
ストレッチで伸ばしているのは筋繊維であると同時に、筋膜であるとも言えるのです。

筋膜を含め身体の中の膜組織は外的、内的なストレスに対し機敏に反応します。
この反応が何かの原因で繰り返された場合その場所に「固まる」という習慣が生まれます。そしてその周りにもその影響が広がっていき動きの制限を作ってしまいます。この状態は軽い癒着状態ということができます。
この状態は、通常のストレッチで簡単に離れるものでもありません。

また、このような状態のままストレッチをしても高い効果を得ることができないのです。
ゴムの一部を接着剤で固めて引き延ばしたり、縮めたりしているようなものだからです。

ですから、まずお風呂で身体を温めて、固まっている部分を少しでもゆるめた状態をつくり、それから少しの負荷をかけるだけでも十分なのです。

白金台「ピタゴラスの手」の施術では、固まり、制限を作ってしまった筋繊維と筋膜をしっかりとゆるめていきます。
その状態でストレッチをしていただいたほうが、効果が高く、身体にとってもよい状態に近づけることができます。

実は、固まっている部分が多いままでは、身体がしっかりとゆるむことはありません。
ストレッチは運動をする前の準備運動として考えられていますが、その機能を果たしていないとしたらちょっと残念ではないでしょうか。

もし、しっかりとストレッチのできる身体をつくるならば、ピタゴラスの手の施術をおすすめいたします。
施術を通して単に癒着や固まっている部分をほぐしていくだけではなく、身体全体の姿勢を整えるところまでやっていきます。

ストレッチを通して手に入れたいものが、よく動く身体であったり、ケガや故障しにくい身体であるならばご期待に添えることでしょう。
ご興味のある方はぜひ、お問い合わせください。