施術を受けて、すっきりするだけでは、もったいない。

施術を通しての「すっきり」の先にあるものとは?

施術を受けてくださる方から、「すっきりしました」という感想をいただくことがあります。
白金台「ピタゴラスの手」としては、こうした感想をいただくことは、大変うれしいことです。
ですが、本当のことをお伝えしますと、もう一歩、踏み込んでいただきたいとも感じています。

「すっきりした」というのは、施術を受けられた結果です。
毎回、「すっきりした」と言うことは、「結果の連続」ということでもあるのです。

そこをできれば、「結果の連続」ではなく、「プロセスの連続」にしてほしいのです。
「プロセスの連続」とは、自分の感覚を磨くことを続けていくことです。

施術の中で、自分の感覚を磨くことにふれています。
感覚を磨く、身体への洞察を深めることは、スポーツや武道、ヨガ、ピラティスなど身体を動かすことに、なんらかの形で関わられてる方のものだと思われがちです。

施術を通して、身体への洞察を深める方法

日常の中で運動することと縁が遠くなっている方にとっても、「感覚を磨くこと」を楽しむことはできます。
まず、あなたにとって興味のあるところをピックアップしてみてください。
立つこと、歩くこと、歌うことなど、どの部分にフォーカスするのか決めてみるのです。
決めると、日々の生活のなかで自然と意識が向き始めます。

意識が向くと、自分自身の身体の動きを観察するようになり、
観察し始めると、自分自身の身体の感覚を感じることにも意識が向くようになります。
そして、自分の身体の感覚を感じることに意識を向けていくと、今度は、試してみたくなります。

立つことならば、信号で待っているとき、エレベーターを待っているとき、買い物のときにレジを待っているときなど、日常生活の中で、どのような姿勢で立っているのか、などに意識を向け観察してみるのです。

足の位置はどうか。
肩や腕、頭の位置はどうか。
視線はどちらに向いているのか。
力が入っているところはないだろうか。

というように、「立つこと」も、観察していくことで、細かく見ていくことができます。
細かく見ていくことで、体のさまざまな部分の感覚を感じることができます。

感じることができると、今度は、違う動きなどを試してみたくなり、試した結果どうなのかの感覚を味わうというサイクルができてきます。

「観察する」「身体の感覚を感じる」「試してみる」というサイクルを回していくことで、感覚を磨く、身体への洞察を深めることにつながっていくのです。

身体とよいお付き合いをするために

身体を切り離して生きていくことはできません。
それだけに、身体の感覚を磨いたり、身体への洞察を深めることができるようになると、身体とよいお付き合いができるようになっていきます。

施術で「すっきりした」感覚を味わっていただくという形で頼っていただけるのは、たいへんうれしいことです。

できるならば、施術を通して、ご自身の感覚を味わったり、深めたりすることにもつなげていただけると、さらにうれしい限りです。

施術の効果は、じつは、お客様がご自身の身体への向上心や探求心が強ければ、より高まります。
施術をとおして感じられたことや施術後に体験されたことをお話していただくことで、フィードバックをお返しすることができますし、施術の内容をよりお客様に合ったかたちでカスタマイズしていくこともできます。

「すっきりした」感覚の先を味わいたいと思っていただいたほうが、お客様にとっても得るものが大きいのです。

ぜひ、「結果の連続」の連鎖から、「プロセスの連続」の連鎖に発想を切り替えて、施術を味わっていただければ幸いです。

白金台「ピタゴラスの手」での、施術、ワークショップのお問い合わせをお待ちしております。

【あわせて読みたい関連記事】
効果的なロルフィング・ワーニッツの施術の受け方

以前、施術を受けられたことのある方へ

あなたにとって健康とは?