【身体のクセはなぜできるのか】
「正しい姿勢」の裏側にあるもの
この身体のクセはなぜできるのでしょうか?
白金台「ピタゴラスの手」では、「正しい姿勢」をつくるためにどうするのか、ということを施術のなかでお伝えしています。
このブログでも「正しい姿勢の大切さ」について書いてきました。
「正しい姿勢」をつくるためにどうするのかをお伝えしているということは、その裏に「正しくない姿勢」が存在しているということでもあります。
それを「クセ」あるいは「よくない習慣」と言っています。
誰もが「間違った習慣やクセを身につけるぞ!」などとは思っていないでしょう。
でも、気が付くと身体にそうしたクセがついてしまっているわけです。
身体のクセのはじまりは「成功体験」
実は、クセや間違った習慣の根っこには、成功体験があることが多いのです。
例えば、小学生の頃に、学校の先生に教えてもらった正しい姿勢をやってみたら、とても褒められた、ということがあったとしたらどうでしょう。
先生に褒められたら、とてもうれしいものです。
これは「正しい姿勢をしたら褒められてうれしかった」という成功体験です。
そうすると、先生が見ていなくても、ずっとその姿勢をやろうと思います。
なんといっても褒められてたわけですから。
そして、いつもその姿勢を繰り返していくと、習慣として固定化されていきます。
ところが、その先生に教えてもらった正しい姿勢が、身体にとってはよくない姿勢だとしたならば、これはよくない習慣になってしまう、ということがあるのです。
あるいは、電車やバスに乗っていて吊革につかまっていた時に、ぐっと肩の周りを固めるような動きをしたら、大きな揺れが来ても身体を支えることができた、ということがあったとします。
これも、ふいな揺れがあったときも身体を支えることができたという成功体験です。
その後は電車やバスに乗って吊革につかまるたびに肩周りを固める動きをされるかもしれません。
あの時、大きく揺れても倒れたりしなかったのは、肩の周りにぐっと力を入れたからという体験がインプットされているのです。
そのあと、力を抜いて戻せばいいのですが、だんだんにバスや電車に乗らないときにも固める動きをしてしまうと、いつの間にか「肩の周りに力を入れて固めてしまっている」クセが付いてしまう。
こんな形で、最初にその姿勢をしたときには、「褒められたり」「うまくいった」と思えるような体験があることが多いのです。
その「うまくいったこと」を再現したくて身体はパターンをつくっていきます。
そして、いつの間にか、このパターンが最初にしたときとは違う場面でも再現されるようになり、クセとして定着していくことが多いのです。
身体のクセ改善のための2つのアプローチ
ではこのクセを正しい姿勢に改善していくには、どうしたらよいのでしょうか。
白金台「ピタゴラスの手」では、2つの方法をとっています。
1つ目が「クセの原因」にまで さかのぼること。
原因がわかると、「そのクセは今は必要がない」ということが頭でわかります。
理解することで身体も変化をしていくことがあるのです。
2つ目が、施術によって改善していくという方法です。
原因が特定できればいいのですが、そうではないこともあります。
そのときには、身体に直接アプローチをしていくのです。
長年培ってきたクセでも、筋膜や身体の深いところにアプローチすることで変化していきます。
また、どこがどのように問題なのかを施術のなかでお伝えするので、客観的な視点で身体を捉えることができ、身体のクセが改善していきます。
身体とは一生のお付き合いです。
ぜひ、より良い状態で使っていけるように、身体にとって必要のないクセは捨て去り、正しい姿勢を作る方向でメンテナンスをしてください。
白金台「ピタゴラスの手」では、そのためのお手伝いをさせていただいています。
お問い合わせお待ちしております。
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